私が婚活パーティーに”サクラ”はいないと言い切れる理由「収益に対するリスクが大きすぎるから」

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私は実体験、また婚活アドバイザーとして婚活パーティーを勧めていますが、中には疑い深い人もいます。多いのは「婚活パーティーにはサクラがいませんか?」というヤラセ懸念の声です。もちろん”サクラ”という存在は、婚活市場に限らず昔からあった事は確かなので、気にされるのも仕方がないでしょう。

しかし私が実際にパーティー運営に携わらせて頂いた際に知ったのは、婚活ビジネスでサクラを成立させるのは他業種よりも極めてハードルが高く厳しい状態にあるという事でした。むしろサクラに出会える方が「運命の出会い」になるくらい確率が低いと断言できます。

私がなぜ婚活パーティーに、サクラの介在する余地が無いと言い切れるのか。その実情を知ってもらう事で、皆さんが安心して婚活パーティーに進められるようお話いたします。

なぜ婚活パーティーに”サクラ”が現われないと言い切れるのか

単刀直入に言いますと、「”サクラ”に人件費をかけるほど婚活業界には余裕が無い」という事です。これから私は、知人の主催する婚活パーティーのイベント進行役、経理としても手伝った時の話をします。お役に立つかどうかわかりませんが、裏話という事で読んで頂ければと思います。

婚活パーティー1回の総収益は「135000円」

私が携わったイベントは15対15で行う3時間の婚活パーティーでした。軽食を男女で食べた後、実際に1対1で話すパーティーです。会費は男性1人5000円、女性1人4000円。これで回収できた金額の合計は135000円になります。

人件費、経費の合計は「78000円」

それでは、この婚活パーティーに必要だった必要経費に移ります。

オーナーとなる知人は飲食店経営者で主催者です。私も婚活イベントの進行役として主催者側です。私ども2人は男性ですが、中間発表で誰が誰を気に入っているかなど男女の間に入る時間がありますよね。この状況をお知らせするには、同性スタッフが基本ですので女性スタッフ1人バイトに入ってもらいます。

これでメイン運営するのは男性2人に女性1人という組み合わせ。女性スタッフはその日限定の単発仕事なので時給は高めで3時間で3000円となります。

私も時給は同じで3時間3000円ですが、事前準備の段階から2~3日手伝った事もあり、15000円を頂きました。どうしても事前の手続き等で、郵送やメール配布などの人材が必要となったからです。事務作業は家でやりますが、1日まるごとかかりました。詳細を郵送する作業があったからです。

宣伝は「8000円」

宣伝は婚活パーティーの詳細サイト作成となりますが、オーナーが8000円で発注して作ってもらっていました。あとは、応募が来るのを待つだけのサイトです。

軽食費は「70000円」

材料費や調理人などはオーナーの方に任せましたが、それでも合計30人の軽食や飲み物用意で7万円必要となりました。

ここが安くできるかは経営者の腕だとは思います。飲食店などで開催する場合、しっかりとしたプロの料理人の出す物になります。たとえ軽食でも、雑な物は出せないのです。イベントを主催して店の評判を下げては、何をやっているのか分からなくなりますからね。

必要経費と純利益について

一度経費をまとめます。意外とお金が掛かるという事はお分かり頂けるでしょうか。

軽食材料費、調理人への給料:70000円

私の人件費:15000円

女性スタッフ人件費:3000円

宣伝サイト費用:8000円

合計費用:86000円

純利益は「49000円」高いと見るか、安いと見るか

合計収益135000円ですので、純利益49000円。これがオーナーの収益です。3時間で49000円なら美味しいと思うかもしれませんが、そうでもないというのが現実だと思います。

それは目に見えないところで動いている部分に、手間暇がかかりすぎているからです。例えば、イベント告知のサイトなどは作ってもらいますが打ちあわせする必要があります。勝手に任せてしまうと、内容や質は落ちてしまうのです。

大きなイベント運営会社でも、テンプレートこそあれど毎度のように宣伝に始まり、参加者への事前連絡など手間暇をかけているのは事実のようです。見えない手間はいちばん大変ですからね。イベントも事前計画を練る事に時間を取られたりと、実働で考えるといっぱいいっぱいになると思います。

飲み会で幹事をされる方でも、人を集め飲み屋を手配し、支払い会計するだけでも、手間暇が必要なのは経験者ならお分かり頂けるかと思います。時には、「カップリングした相手男性と連絡を断ち切りたい」とお店に相談の電話がくるケースもあるそうで、イベント終了で終わるわけでは無いのです

そもそも”サクラ”を参加させるメリットが無い

よく聞くのは、空席を埋める為に”サクラ”を用意するという話です。しかし空席を埋める為にサクラを入れるのはメリットが皆無と言えます。サクラにも当然ながら人件費が必要なのですから。主催者の取り分を削り、そこまでして稼ごうとするのは婚活市場においては極めてレアケースと言えるのが現状です

もし空席があっても「当日キャンセルされました」と素直に言う方が自然なのです。お店として宣伝も兼ねてイベントをやる場所などは信用を失えば終わりです。万が一、サクラを入れて賑やかに見せているパーティーでも、そういう場所は売上回収できなくてすぐに潰れています

大手の婚活パーティーサイトなどが廃れないのは、こういったサクラなどデメリットになる事をせず、真摯に参加者をサポートしているから続くのです。逆に出会い系サイトなど、目に見えないところでサクラを入れているところは長続きしません。

私も出会い系サイトを使った事がありますが、当時たくさん会員のいたサイトも今では無くなっている事も普通にあるのです。「顔を直接出すからリアル婚活は安心できる」という強みを持っています。”サクラ”を入れリスクを背負うのは、現実的ではないという話を書かせて頂きました。

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